ニホンゴ、チョトデキル

ゲーム中心フリースタイル妄言

「トランスフォーマー/ビースト覚醒」感想

ニューヨークに暮らす青年ノアは、ある日謎めいた車に閉じ込められる。
車は警察とカーチェイスを繰り広げたあげく、ロボット生命体“トランスフォーマー”へと変形、ノアは戦いへと巻き込まれてしまう。
あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす、神話だと思われた宇宙最悪の災い“ユニクロン”が、地球を次の標的に動き出していた。ユニクロンの残忍な先遣隊スカージの攻撃に遭い、絶体絶命のオプティマスプライムオートボットの前に、動物に変形するビーストたちが現れるのだった。
果たして、オートボットとビースト、そして人類は、ユニクロンによる地球消滅の運命を変える事が出来るのかー!?

tf-movie.jp


本当にありがとうございます。


ゲームの感想ではないのですが、あまりに良かったのと他に残せる場所がなかったのでここに……。とりあえず吹替版を一度見た段階での感想です。字幕と吹替とあと1回ずつは少なくとも観に行きたい……!!!
ネタバレもりもりのため、視聴予定のある方はご注意ください。


自分のトランスフォーマーシリーズとの出会いが幼稚園児時代にリアタイだったCGBWのため(歳がバレる)、今作への期待値とそれに伴う少なくない不安があったんですが、そのあたり全部吹っ飛ばして面白かった!! 楽しかった!! よかった!! だけ残る作品に仕上がっていて今は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。




10年前くらいの展開があまりに声優無法地帯の功績に頼った感じのものだったので今回どうなるか直前まで不安だったのですが、その辺りの展開は本編外のプロモーションに留めて完全に分ける、本編は当然のようにしっかり真面目に吹き替える、のあたりが徹底されていて本当に感謝です。広報関係も気合が感じられて是非とも売れてほしい……!!


SexyZoneさんの主題歌も「ラップがある」の情報しか入れずに挑んだところ、ゴリゴリにWAR!WAR!STOP ITへのリスペクトを感じる内容で感動でした。「争いはSTOP」って言ってる……!!! ありがとうございます。CD買います。


感想

今作、登場TFたちが意図的なのか色や形による見分けがつきやすくなっていて、ストーリーも含めてかなりいい意味でアニメ的な見やすさがあると思います。政府が関与してきて展開の足を引っ張ったり話がとっ散らかったりもしないし、かといって政府が全く無能で事件を感知していなかったとか言うわけでもない塩梅が絶妙でした。別作品とのクロスオーバーを匂わせるラストも憎い。
監督がマイケル・ベイでなくなったからなのか、理不尽なロボリョナからのあっさり死もかなり減っていました。キャラクターとの別れはあれどもそれらにきちんとストーリーがあるため、実写過去作のような推しが簡単に死んじゃった……みたいなガッカリ感はかなり軽減されていると思います。レーザーウェーブ大好き人間私、実写にショックウェーブが出ると聞きウキウキで劇場へ向かいエ?!となった過去があるため、キャラの退場どれにもちゃんと描写がある今作がかなり救いです。
ノアとミラージュの友情がしっかり軸にあるおかげで、人間とTFどちらかに偏りすぎた話にもなっておらず非常にバランスが取れていた印象。
総じて初心者の方にも見やすい作品になっているんじゃないかなと思います。


そして序盤も序盤、出だしから子安さんの声で「遠い宇宙〜」とナレーションが入った瞬間からもうすでに泣きそうになってしまう。スターウォーズ風なテロップの幻覚が見える……。
今作でのオプティマス・プライマル(以下まぎらわしいのでコンボイ)たちマクシマルのビースト戦士は調査隊というわけでなく、とある星に暮らす一族といった感じでセイバートロン星との関係はなさそう? な様子。
ということはライオンやマンモスもどこかの星にそれぞれ住み着いて暮らす、オートボットセイバートロン星と無関係なトランスフォーマーとして生きているんだろうか。和製も含めたBWに狂わされている人生なので、この辺りテキストだけでも知れたらいいなと思っています。


コンボイがまだ一族の中では若いリーダーで、さらに指導的立場のゴリラさんがいたり最初からエアレイザーがいたり(日本語版でもエアレイザーが女性だったり)、彼らの住む星がユニクロンに食われていたり、舞台は人類が文明を手に入れた94年なので人間との関わりもある。そんな感じでCGBWのアニメシリーズとは全く異なった背景があるため、当然ストーリーもCGBWとは異なっています。
しかしこう考えると今作コンボイとBWネオのマグマトロン、境遇だけ見ると結構似通ってるんですよね。やっぱマグマトロン、大帝って役割に対して設定が相当ヒロイックなんだよなあと改めて噛み締めています。推し。
そもそもゴールデンディスクを盗み出したディセプティコン内でも過激派危険人物のテロリストである自称メガトロンが今作には存在しませんからね……代わりに今作でメインの敵役を張るのがユニクロンに強化改造と支配をされたスカージ。すごい出世! ここのところ苦労人だったり善良な騎士の役でばかり飛田さんのお声を聞いていたので、久しぶりの悪役ど真ん中な飛田さんの演技に触れられて大盛り上がりでした。かっこよすぎる。あの演技あの声色から繰り出される「ご主人様からしか得られない栄養がある。


ユニクロンからパワーを与えられたスカージをはじめとしたテラーコンご一行は、ユニクロンの食事先の星で邪魔者を排除したりなどしているっぽい。倒した相手からエンブレムを剥ぎ取っては自分のボディに溶接しているのがいかにもヤバいやつでかっこいい! しかも遊びが一切ないタイプのキャラクターのため、奪うものを奪ったらさっさと退散していく。このおかげで手強さがすごいし、話のテンポも自然よくなる。そこで遊ばなければ目的達成できたんじゃない? な悪役も多い中、この感じはかなりストイックで良いです。実力もあるし仕事もできる男。


ところでこの奪われたエンブレムの中にレダコンのインシグニアもいくつかあったのですが……。もしかしてビースト覚醒本編開始前にユニクロンご一行様でダイナソアって星に向かってたりしませんか? ただそうなると推し(マグマトロン)がすでにエンブレム引き剥がされるような状況に陥っているということなので、まだ訪問前だと思いたいです。さすがにナレ死だと悲しい。
そしてタカトミさん、もしくは映像の権利を持っている配給会社さん、今作ユニクロン関係でさらにビーストですしネオの諸々を再販するチャンスだと思うのですがいかがでしょう……??? トイはもちろんせめてアニメのサブスク配信とか……DVDがそろそろ箱の爪がダメになり始めていて不安なので再販あったらあと2箱は買わせていただくのですが……(実用・保存用・布教用)
漫画版の復刊も決まりましたのでね、これを機に本編を何卒もう少し触りやすくしていただけると嬉しいなって思います。アメコミもいいぞ! 過去開催されたTF博の年表エリアでネオがなかったことにされてたの未だに根に持ってる。
『ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー(今木商事)』 販売ページ | 復刊ドットコム


人間側の主人公であるノアは弟の治療費を捻出するため働き口を探すもうまく行かず、結果として盗みに加担させられることになってしまう。その標的が長期間放置されていたポルシェであり、彼の相棒とも言える存在になっていくミラージュそのもので。
元軍人である設定がきちんと活かされているのも良かったです。軍用機での移動に全く動じていないどころか緊張でガチガチのエレーナを会話の中で自然とリラックスさせたり、エアレイザーを目の前で失い錯乱しかけるエレーナを正気に戻したり。


ちなみにノアがポルシェを盗み出す時の手順(フレームと窓の隙間に道具を差し込んで動かすことで鍵を開ける)が完全に名探偵コナンの作中でコナン君がジンの愛車・ポルシェに乗り込むときのものと同じで一人でニヤニヤしていました。進研ゼミでやったところだ!
弟に自分はスーパーマンじゃないと語るシーンで「僕はクラーク・ケントじゃない」「ケント違いだよ」というセリフがあったのですが、これは吹替担当の中島健人くんとかけたネタでもあるのか…?! と一人でニヤついていました。偶然かもしれないけど。字幕版も見て比べたいところ。
ちなみに中島健人さんをはじめ、タレント枠の方々どなたも違和感なくとてもお上手でした! 演技で気が散るということもなく、上手な方が起用されるならタレントの方がいても文句は言われないのパターンかと。特にオリラジ・藤森慎吾さんのミラージュは個人的に超絶ハマり役。


ミラージュ、本当にめちゃくちゃいいキャラでしたね!
ノリが軽いと言うだけでしっかり正義感自体は持ち合わせていて……撹乱や陽動を得意としそうな能力を持ちながら単騎でスカージ相手に立ち向かったり、身を挺してノアを守り抜いたり。ノアの弟とちゃっかり仲良くなって「ナックルズ」と呼ばれているのもアツかった。清掃車になったりしていますが、彼のあれはホログラム? それとも本当にいろんな車種に変形できるんだろうか。そこだけよくわからなかった。
でもチーター相手にビビり散らすようなコミカルさもあるし、彼の性格からして鍵開け→鍵閉めるのやり取りは人間をからかっての行動である可能性が割とあるなって思います。
車の窃盗に関しても最終的には「こんなことやめよう」と言って、博物館への侵入も拒むノアを口説き落とすため「成功したら俺を売り飛ばして金にすればいい」と言うあたり、なかなか頭が回ります。しかもここでミラージュが「どんな車がいい?」と言って候補に出すのがちゃんと歴代のミラージュが変形する車なのがいいですよね……レーシングカーはリジェ、フェラーリじゃなくてランボルギーニなのはまたしても大人の事情だったり? 「あの堅物たちの中に取り残さないでくれ!」で笑いましたが。
そして終盤ではまさかのノアと二人でプリテンダー要素まで回収してくれて盛り上がりまくりでした。しかもちゃんとプリテンダー状態がカッコ良すぎない! ちょっと芋っぽい! あれ別にご都合主義的なパワードスーツ展開じゃないんですよ……!!(早口でろくろを回す) いや、プリテンダーですよねアレ? 違ったら恥ずかしい。ただ違ったとしても過去シリーズ内で人間とTFの合体ってこと自体はやってきているので、今回のポッと出トンチキアイデアではないはず。そうだとしてもアツアツの展開なので個人的にOKですが。
ところで「お前にハンドル握ってもらわないと……」的なあの発言、あまりにもプロポーズで劇場で震えました。
最後のシーンとかもう一生一緒にいるエンドじゃないですか?! ノアに託したアタッチメントを「どこのパーツで作ったか聞くなよ?」と茶化していましたが、アレ実はスパーク近くの心臓部的な大事なパーツで作っていて、それをノアが持っていたからこそミラージュの修理が可能だった、みたいな夢を見ています。


主人公というと、今作ではノア、オプティマス、コンボイの3人が「まだ若く未熟なリーダー」として比較して提示されつつそれぞれに成長していく過程が描かれていた印象。
で、作中で明確に言葉にされてもいたように全員ポジションは「長男」なんですよねきっと。これが個人的にとても目から鱗だった。オプティマスなんかは特に「父」のイメージがあったので。でも確かにこの段階ではまだ長男としての色が濃い。頭に血(オイル?)が登ったり、当てつけも言うし、まだまだ熱くなりすぎる感じ。そのあたりコンボイの方がしっかり「森の賢者」的な冷静さがあったかもしれない。
弟のため意に反する盗みにも手を出す覚悟をし、地球を守るためなら異星人であるオプティマスたちを星へ帰す手段もろとも破壊することも厭わないノア。星へ帰ることを最優先事項とし成り行きとは言え人間を利用する作戦も実行に移したオプティマス。この2人が特に対比させられていたイメージ。
オプティマスにちなんで名付けたと言っていたコンボイをして「なんか思ってたのと違うな」普通に失礼と言わしめるほどだったわけで、今作中盤までのオプティマスはまだまだ未熟なリーダーとして描かれている。今作での出来事を通じて実写1作目から連なるオプティマスになっていくんだな。


そしてもう一人の人間側の主人公、やる気も知識もない研究員にヤキモキしながら博物館でインターンとして働くエレーナが、新しく運び込まれたエアレイザーをかたどった像を自身の好奇心に従い調べ、弾みで封印を解いたところから物語が加速し始める。
彼女自身も優秀な頭脳と豊富な好奇心をもった切れ者なわけですが、自分に知識を頼り切っている昼行燈な研究員の方が地位も発言権もあるという現実が横たわっている。ノアの友人が資本主義に毒づいているシーンもありますし、このあたりわりと明確に問題として描かれている部分ですね。


で、ここの見せ方がかなりうまいですよね、複数の人物を取り巻く環境をわかりやすく並行して示して、人間側の主人公が同じような構造から搾取されそこからの脱出を目指している人物であることがすんなり入ってくる。
トランスフォーマー側もそれぞれの背負っているものが、失ったものが示されていて、行動に対する動機がわかりやすくモヤモヤがない。
で、自分みたいにトランスフォーマーのやり取りを見たい! という人間からするとコンボイたちの星でのシーンを一番最初に据えてもらえたのがありがたかった。


この段階でオプティマスはノアを星へ帰るためのキー回収に「利用」していて、ノアもまた弟の治療費のためにオートボットたちを「利用」する気でいる。お互いが自分の目的のためかなり利己的に立ち回っている。


地球に足止めを食らっているせいで母星での戦闘に参加できず、仲間も同じ境遇に置いてしまっている責任感から苛立ちと人間への不信感を隠さないオプティマスがなかなか序盤は痛ましい感じ。対するバンブルビーは前作「バンブルビー」での交流もあってか人間に対しては友好的。ドライブインシアターでネタを仕入れてくるのはやめろ!」のやり取りは本来の彼らの気やすさを感じさせるシーンで面白さもありつつほっこりしました。
アーシーの理知的なキャラ付けも、メガネ状のパーツも最高でした。今作、ナイトバード含め女性TFのキャラクターが個人的にかなり刺さった。バイクに変形するTFがホログラムでフルフェイスのライダーを乗せるのもカッコよくていいよね……。


ノアとオートボットたちの交渉成立の裏で、テラーコンたちも地球に到着。
今回のキーアイテムは序盤でも登場したトランスワープキー。
ユニクロンコンボイたちの星を狙ったのも、このワープキーを手に入れるのが目的の一つだったから。銀河、さらには時間を移動する力があるようで、これを使えば色んな銀河で惑星食べ放題になるってことらしい。

スカージのエンブレム溶接ボディはもちろん、ナイトバードもバトルトラップも本当にかっこいい!!
ナイトバードはちゃんと日本車である日産のGTRに変形して、日本刀の二刀流を披露してくれるのが嬉しい。お声もCGBWでナビ子ちゃんやブラックウィドーを演じた柚木涼香さんで、若くも艶のある雰囲気のお声から繰り出される「ニンゲ~ン♡」「あいつらペット(人間)を使って」などの種として下に見られているのを感じるセリフからギュンギュン栄養を得られる。アブナイお姉さんって感じでものすごくツボです。
バトルトラップもセリフ自体は少ないものの凶悪にカスタムされたどっしりボディがあまりにも好き。凶悪な戦闘狂に見せかけて偵察者であり用心棒と言う設定がいい味を出しています。ペルーでの戦闘でみせた、フックを飛ばしての急旋回がアツかった。


スカージは何やらボディから斥候を放つシーンが散見されるのですが、彼もペットを飼っているタイプのTFなのか……?
スカージの放った斥候に追われるシーンが博物館と遺跡であるわけですが、ジャンプスケア苦手人間なのでどちらでも思い切りビクッとしてました。急に出て来るのはビビるて。こっちから来るだろうな~の予想を裏切るシーンもあり悔しい。


バンブルビーが目の前で機能停止するシーンのオプティマスが本当に痛ましい。
人間不信も加速するし、そんな人間に「自分達の星も守れなかったのに」とか追い討ちも喰らうしでもう散々です。さすがに可哀想すぎる。言っていいことと悪いことがあるでしょ。
ここがかなり「利己的な地球人」と「利己的なトランスフォーマー」のぶつかり合いですよね。お互いに守りたいものがあるから、別の目的をもっていて自分の希望の妨げになるかもしれない相手に対して攻撃的になる。俯瞰するとどちらも「トランスワープキーを完成させてオートボットを星へ帰す」ことがユニクロンを退けることにもなるし双方の願いを叶えるための近道のはずが、それに気付けない。


舞台をペルーへ移しいよいよマクシマル登場!!
CGBWのように彼らは過去の地球へと到着し、人間たちとの共存を果たしていたらしい。
チーターが「〜じゃん」と喋っているので泣きそうになる。ここ、ミラージュのキャラクターを事前に浴びせることで違和感なく馴染んでいる。わざとらしく差し込まれた感じじゃないのが本当に絶妙。無理にねじ込まれた感があったら反発を覚えていたと思うので、シリアスな空気を作りながらもそこにうまくチータスの要素を溶け込ませてくださった高木さんの演技、翻訳から台本作りに携わられた方々の技量に脱帽です。ありがとうございます。本当にありがとうございます……。
それだけにライノックスが一言も喋らないのが残念! CV表記もないのでそもそも配役もされていなさそう……!


そしてまさかすぎるビジュアルと口調のホイルジャック。これはこれでアリ! なんですけど、ホイジャ推しの人からしたらどうなんだろう……?! の気持ちもあります。サスペンダーにメガネ装備はかなりツボです。大好き。
しかしどうしてもこの南の風を感じさせる喋り方からムチャスアミーゴな奴らのことを思い出したのは私だけではない……はず……。松山さんも吹替メンバーにいらして、そこからほんのりとした和製BWの味を感じ取っておりました。


ノアとオプティマスの対比に加えて、ここでオプティマスとコンボイの対比も加わってくる。誰もがリーダーという立場の中で、それぞれに守るべきものがあり、果たして守るべきは自分たちの信じる正義だけでいいのか? という葛藤。そして目の前で末弟ともいうべきバンブルビーを失ったオプティマスと、本人の望みを聞き入れその手でエアレイザーに手をくだしたコンボイ、戦いに身を投じようとする弟を押しとどめたノア。
その結果ノアはトランスワープキーの破壊を断念して彼らを星に帰そうと動き、オプティマスは自分たちが帰れたとしても地球がユニクロンに食われることを良しとせずにトランスワープキーを破壊する。


対比ってわけじゃないとは思うんですけど、終盤の乱戦でバトルトラップの頭をコンボイがハンマーでボコボコに殴りつけて破壊するシーン、わりとしっかりめにオプティマスが「そこまでする?」みたいな顔で引いているのがめちゃくちゃツボに入ってしまった。将来的に敵の顔を剥いだりする男の反応……?! なんなら直後にスカージのことをエネルギーのあふれる壁に押し付けてギャリギャリにしていましたが。どっちもホラー映画の殺し方なんよ。
<23/8/12 少し追記>
2回目鑑賞でここのオプティマスの反応が「そこまでする?」よりも「自分が倒そうと思ってたのに~」の方が正しそうだなと感じました。直後のセリフとの繋がりからしても、その後の行動からしても。やっぱり見返すことって大事……。
< /追記ここまで>
ここでの「私の獲物だぞ」的発言など、過去の実写作品に比べ全体的にセリフ回しが初代アニメチックに感じられるシーンが多く、新しい風を感じられました。なんとなく聞いていて馴染むんですよね……。
ナイトバードの散り際もよかったです。潔い爆散! でも黒のGTRカッコいいのでもっとビークルモードが見たかった気持ちもあります


バンブルビー復活シーンは英語リスニング能力があったら曲と内容をシンクロさせて楽しめたかもしれないですよねえ、と同行いただいた方と話していました。私の能力が残念だろうが字幕でも激アツシーンなんですが、原語のニュアンスみたいなものもあるだろうし、文法的にタイミングの合わない部分もあるだろうし。
ストラトスフィアも大活躍でしたよね、合計どれくらいの距離移動したんだろう。しかしどうして実写の戦闘機を除いた飛行機の面々はおじいちゃんが多いんだろう?!


ユニクロンとの戦いはここから始まる三部作にて今後も描かれるはずなのですが、本当に、今回の感覚をもったスタッフの方々に任せておけばまた面白いものが見られるだろうという期待が膨らむ作品でした。ユニクロン絡みなら次回作以降にタランスが出演する可能性にも賭けていきたいです。


原体験の中にCGBW、セカンド、ネオがある世代のため思い入れや贔屓目がごまんとあるのは承知の上、実写シリーズの中で現段階一番好きな作品になりました。
この気持ちを次回作、そのまた先でどんどん更新していってもらえると嬉しいです。