ニホンゴ、チョトデキル

ゲーム中心フリースタイル妄言

2022年に遊んだゲーム

ゲーム自体はかなり買ってプレイできた1年であるものの、感想をまったく書けないまま年の瀬に差し掛かっており焦っています。
買ってよかった!感想書きたい!というゲーム自体が多かったので、ひとまずおおよそプレイしたゲームのまとめだけでも…。いずれ個別でちゃんと感想が書けたらいいなあ!

順番は適当。ネタバレナシ・全年齢ゲームだけのざっくり感想です。
改めてみたら結構な長さになっていたので畳みます。



NEEDY GIRL OVERDOSE

『NEEDY GIRL OVERDOSE』は、最強のインターネットエンジェル(配信者)を目指す承認欲求強めな女の子(超絶最かわてんしちゃん)との生活を描くマルチエンディングADVです。

ニコニコβあたりを見ていたような…おもしろフラッシュ倉庫を見ていたような…2ちゃんを見ていたような…そういうわるいインターネットに小中学生の頃から触れていたタイプの人間には刺さりまくる要素が大量に散りばめられた、要はそういう人間である私に致命傷を負わせるには十分すぎる作品でした。
各EDのサブタイトルがぜ~んぶ何かしらのパロディなんですが、そこのチョイスも筋肉少女帯戸川純椎名林檎平成ライダー、パプリカ、lain、エロゲ主題歌、メガテン、その他諸々諸々…みたいな具合で、知っているネタのパロディを見ると大はしゃぎしてしまうオタクの習性を逆手に取られている感じがすごいです。「オタクくんはさあ、こういうの好きでしょ?」みたいな。好きです。
第四の壁を乗り越えてくるような、メタ的な作品が大好きなのもあって某EDで変な汗が出るくらい興奮しました。神様なんていないよ……。
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GARAGE ガラージ

精神治療装置ガラージュにかけられた主人公は奇怪な世界に放り込まれ、そこからの脱出を目指す。

これもいつか絶対に個別で感想を書きたい~!!
三大奇ゲーなる謎の括りでよく語られ、新品は10万単位で取引されていた伝説のPCゲーがなんと作者様みずからの手によってブラッシュアップされ超お手頃価格にて遊べるようになりました。令和の世、すごすぎる……。
クラファンに参加させていただきポスターや壁紙等を受け取りつつ購入させていただいたのですが、圧倒的な完成度を前にもっとお支払いしておけばよかったな……と若干の後悔もしました。それくらいにすごい。どうしてこれがスマホアプリ版だと600円とかで手に入ってしまうんですか……?
奇ゲーなどと呼ばれていますが、奇妙なのはキャラクターのビジュアルくらいで、根底にあるのは「愛」なんじゃないかと思います。恋愛ゲー的要素もありますし。
スマホアプリ版も元々は完全な状態だったのですが、プラットフォームの規制により若干の変更が加えられています。作者様の想定する完全な状態で遊ぶにはsteam版をどうぞ。
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大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-

異議あり!」でおなじみの“法廷バトル”ゲーム、『逆転裁判』シリーズの『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』と『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』の2作品を1本に収録。

めっっっっちゃくちゃおもしろかった!
1・2とナンバリングになっていますが、体感としては前後編ですこれ。1ではすべての謎が回収されず、なんなら最後に謎を増やして終わるやり方は賛否あるかと思います、が! それを差し引いても2を丸々使っての要素回収、終盤の畳みかけ、カタルシスはすさまじいものがありました。本編シリーズでもナンバリング挟んでの因縁などありましたがそこに特化した感じ。
3Dモデルもかなり出来が良く、BGMに関してはシリーズ中で一番好きかもしれない。
本編シリーズキャラの要素を持ったキャラが多数登場している中、御剣怜侍は2人に分割されているのがFateのサクラシリーズっぽくてちょっと笑いました。ヒロイン?
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グノーシア

グノーシアは嘘をつく。
人間のふりをして近づき、だまし、人間達を消し去っていく――

一人で遊べる人狼ライクゲーム。プレイするごとに役割がシャッフルされるので一生遊べます。
人狼の「ゲーム」としての部分にフューチャーした作品という印象で、人狼ゲームの楽しい部分をずっと遊んでいられます。競技性に重きを置いている感じ。
それに加えてシナリオの完成度も高く、クリア後には登場人物全員に思い入れをもてるくらいに各キャラクターに見せ場や掘り下げがある。コンパクトにまとまりつつも満足感の高い作品でした。セツが本当に良い子なんだ……。
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レイジングループ

「現実(リアル)の人狼」。その恐怖を体感せよ。

グノーシアとは対照的に人狼の「設定・物語性」の方にフューチャーした作品。
ノベルゲームの体裁なので議論パートにゲーム性はなく、主人公の持つ「死に戻り」という特殊な能力を駆使して道を開くカギを集めていく。まず最初に「死に戻り」という突飛な設定が出てくるため、ある程度現実離れした存在が登場しても受け入れられる準備ができているのが良かったです。さらにその中で「人狼は本当に存在するのか?」を考えるストーリーがおもしろい。一気読みするにはボリューム過多なのも嬉しい悲鳴でした。
怖いところがしっかり怖いのもよかった。わっと驚かせる怖さではなく、状況のグロテスクさや、追い込まれた人間の覚悟の決まり方とかそういう方面の怖さなのも好感。
こちらも登場人物全員にきっちりスポットがあたり、また人狼ゲーム特有の役割変更によって多方面からの掘り下げも行われるためキャラへの愛着がわくのも良かったです。ブラッシュアップされた小説版では三車のおじいちゃんの補完もあって嬉しい(推し)
主人公がプレイヤーの分身ではなく、一人の登場人物としてしっかり味付けされているのも個人的に嬉しいポイント。房石陽明が本当に食わせ者なんだ。
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春ゆきてレトロチカ

死の謎を解き、生きる答えをみつける。
新本格ミステリアドベンチャー『春ゆきてレトロチカ』

実写ADV界隈へのお布施のつもりで予約して買いましたが、個人的には大当たりでした!
街や428が大好きなのがあって購入したわけですが、どちらかといえばやるドラの正統進化」と言った方が正しいかもしれない。ドラマを見ながら要所要所で推理を挟む感じ。
俳優陣が本当に豪華なのもあって若干お値が張るのも致し方なしかなと。ノベルゲー特有の間違った選択肢でのトンチキ推理ショーももちろんすべて映像付き!と考えるとかなり贅沢。
肖像権的な観点もあるかもなのですが、ネタバレはもちろん全編スクショ・録画・配信禁止なのが個人的にかなり好感を持てました。eスポーツになるような競技性最優先なものは多少事情が違いますが、基本ゲームはやっぱり動画で消費されるものではないと思いますし……(特にこのジャンルは……)
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Portal:コンパニオンコレクション

Portal』と『Portal 2』の奇想天外な冒険で空間物理法則を打ち破ろう!

Steamの義務教育、FPSパズルの金字塔!
どちらもSteam版を何周もしているんですがSwitchでも遊べるということで購入。パズル自体が面白いのはもちろん、施設の管理AIであるGLaDOSさまがかけてくれる言葉、各所に散りばめられた過去の被験者の影から導かれるストーリーの奥深さが魅力。GLaDOSさまの歌う主題歌も収録されたOSTも超オススメです。確か無料……だった……はず……(手に入れたのが太古の昔すぎて購入者特典か配布式か記憶がない)
Steam:Portal Soundtrack
Portal 2 Soundtrack on Steam
ただ、Switch版は自分の設定の仕方が良くないのか、いくらいじってもカメラがリバースになってくれずバチボコに酔ってしまうためあまり触れておれず……。
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モンスターハンターライズ:サンブレイク

【追加コンテンツ】「モンスターハンターライズ」の世界が
さらに広がり、もっと深く楽しめる超大型追加コンテンツ。
新たなモンスターやフィールドがハンターたちを待ち受ける!

去年、今年でプレイ時間は一番長いと思われる。モンハンは携帯機版ばかりプレイしていたのでプロコンで操作する快適さがすごすぎてずっと遊んでいられるからまずい。
ゴア・マガラシャガルマガラ、渾沌ゴアが参戦したことによりさらに神ってしまった。この調子でガムートディノバルドも参戦して欲しいのですが望み薄ですかね……。
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スプラトゥーン3

大自然で!大都会で!
さらに広がるナワバリバトル

3からの新参ですがめちゃくちゃ楽しい~!!
特にサーモンランにずっと入り浸っています。PvPだけじゃなくPvEモードがあるの本当に助かる。
ヒーローモードのラスボス戦をべちゃべちゃに泣きながらプレイしていたんですが、ラスボスが刺さりまくってしまった人ってあんまりいない感じです……? 動機や散り際で感情がすごいことになってしまったんですが。
唯一難点があるとすると日参要素があるおかげで基本毎日プレイしてしまうこと……。
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探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.8「仮面幻影殺人事件

幻影に抱かれ、私は仮面をかぶる…
仮想世界と現実世界で絡み合う、謎の連続殺人事件。

ガラケーアプリのSwitch移植作品の内、こちらはシリーズ唯一のDS作品の移植。
アプリ時代から遊んでいる大好きなシリーズなんですが、こちらは当時ソフトを手に入れられずだったので移植が本当にありがたい! そもそもガラケーアプリを現行機で遊べるようにしていただけているってだけで頭があがらないです……G-MODEさん本当にありがとうございます……。
タイトルだけ見ればガラケー1作目「仮面幻想殺人事件」にそっくりですが内容はまるで別物。オンラインゲーム内でのやりとりが現実に影を落とすという大まかな骨子は似通っているものの、描かれる物語の様相はまるで違っています。世相もあってか少年犯罪に対する切込み方などもなかなか鋭く「確かにそうも思うけどそこまで言っちゃって大丈夫?!」とハラハラする部分も。個人的には近い意見を持っているためそこまでの抵抗はなかったのですが、人によっては賛否の分かれそうな持論展開パートありです。
直近で視聴したオッドタクシーとも似た戦慄を感じられ、個人的には好きな作品です。
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探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.9「五月雨は鈍色の調べ

淡い鈍色の空に、彼の面影を追う…。
8年前の癸生川探偵事務所、もうひとりの名探偵。

シリーズ内でも個人的にかなり好きなシナリオ。
メインキャラクターである白鷺洲伊綱の配偶者であり、探偵・癸生川凌介のかつての助手であった白鷺洲涼二を中心に描かれる過去編。やさしく悲しい物語と不穏な影を長雨の音が包み込む。
「鈍色のワルツ」はメインテーマと合わせて名曲です。ニンドリ付録のコンピレーションアルバムに2曲が収録されていつでも聞けるようになったのが本当に嬉しいです。
ちなみにこのシリーズ、推理ゲームっぽい雰囲気があるため、自分ですべて推理して犯人を特定する!と意気込んでいると最後に現れた探偵がすべてをひっくり返す展開に面食らうかもしれないですが、シリーズ通してずっとこのノリなのでこの作品の探偵役はプレイヤーではないと割り切った方が楽しめます。
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探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.10「永劫会事件

1999年。不吉な予言や事件が渦巻く世紀末。
関係する正体不明の組織「永劫会」その目的とは…。

こちらも過去編。主要メンバーの邂逅を描いた作品。
シリーズ内のガラケー作品では随一のボリュームを誇り、シナリオの完成度も高いながらも、一番の問題作だなと感じる逸品です。
中学生当時プレイしてかなりの衝撃を受けたことを覚えています。人によってはかなり現実的でセンシティブなトラウマの想起にもなりかねず、かといってどういう部分に注意が必要か言ってしまうとそれがネタバレになってしまうというジレンマを抱えていて難しい。「永劫会」という組織の持つ意味がわかったとき、過去作でこの組織の会員証を持った人物に対する見方が変わったりなどします。(かなり初期作品時点で会員証が登場しており、この過去編もぽっと出の後付けではなさそうなのが良)
他にも世紀末が舞台というのもあり新興宗教の乱立と軽犯罪率の増加、国民による無差別テロ等よく今の時代にそのまま移植してもらえたな!?と思う要素がゴロゴロしている作品です。
かなり印象深い作品であると同時に、他人へはそう簡単に勧められない歯がゆさもある作品。
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G-MODEアーカイブス42 いづみ事件ファイル Vol.2 黄昏編

寒空の下での不審死。これは自殺か、それとも……。
本格推理アドベンチャーシリーズ第二弾。

リアルなキャラデザも相まって2時間ドラマ的な味わいがあるシリーズ。〆切直前にも関わらず旅へ出てしまった担当作家を追い、主人公である新米編集者がたどり着いた地で(到着前すでに作家が首を突っ込んでいた)事件に巻き込まれる話。毎度2人のやりとりが軽妙で楽しいです。
唯一、セーブ可能箇所の少なさだけは気になりました。オートセーブでもないので中断するタイミングがなかなか難しいです。癸生川シリーズくらいの頻度でセーブが可能だったら気にならなかったのですが……。
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G-MODEアーカイブス43 いづみ事件ファイル Vol.3 湯宿編

小説家・鏡月正宗、旅先で殺人事件の容疑者に… … 。
本格推理アドベンチャーシリーズ第三弾。

前2作では担当作家・鏡月正宗の残したヒントを辿り所在地へと向かう導入だったものが、今回はなにやら切羽詰まった連絡からスタート。ついに事件容疑者として警察の取り調べを受けることとなってしまった正宗の容疑を晴らすため、真犯人を探します。
いつもと違った導入というだけでちょっとワクワクするのがよかったです。マップのグラフィックもかなりパワーアップしていて、ドット絵の水準はかなり高め。
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星のカービィ ディスカバリー

星のカービィ」初の3Dアクション

様々な新要素を引っ提げた今作ですが、シンプルに楽しかったです!
アクションが不得手な人でも安心して遊べる難易度と、歯ごたえある難易度の2種が用意されているのが助かるところ。詰まることなくサクサク進めることができました。
囚われの身で檻の中から助けを求めるワドルディ軍団がかわいい……。それぞれ微妙に色味が違ったり、見えない場所に檻があってもワニャワニャ声が聞こえてきたりの細かいポイントも最高。
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Pokémon LEGENDS アルセウス

アクションとRPGが融合した、『ポケットモンスター』シリーズ最新作。

剣盾をプレイしていないため本当にかなり久しぶりのポケモンでしたがかなりよかったです!
シナリオも濃すぎず薄すぎず程よい塩梅で、基本的には図鑑埋めという目標に集中できる感じ。若干異世界転生と追放ものを合わせたような内容になっていましたが、流行り(?)を取り入れた結果なのかな~と。
ポケモンが危険生物扱いであるにもかかわらず、全年齢やIPの規模間的に実際に誰かが死んだような噂すら聞かれないのはもう少しガチな危険感を出して欲しい気もしましたが……!
システム的にはある程度広大なフィールドを複数に分けたことで処理が重いこともなかったですし、一対多数になる野生との戦闘もエンカウントの手間が省けて良かったです。
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買ったけど積んでいるソフト

P5Rも買えていないし、来年はP3PとP4GもSwitch移植されるし、カルタグラのFHDリメイクとかも出ますし、色々としっかり消化していきたいところ!