ニホンゴ、チョトデキル

ゲーム中心フリースタイル妄言

「ピクミン4/体験版」プレイ記と感想

未知の惑星は遭難者だらけ…。ピクミンと一緒にレスキューせよ!

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体験版のボリュームがかなりあって楽しかったので、製品版が出るまでの備忘録。
(発売後すぐに遊べるかわからないので)


九龍は現在なかなかレベル上げの時間がとれずに停滞しているところです。10話の遺跡探索真っ最中。



体験版のセーブデータを製品版に引き継げる=体験版は製品版の序盤がそのまま遊べる、ってことみたいですね。太っ腹。プレイするとわかりますが、ポイントさえ稼がなければ相当引き延ばしてプレイが可能。


ということで以下は体験版範囲での本編内容にガッツリ触れるプレイ記のため、完全初見プレイしたい方は注意です。犬推しを察知したあたりから急に早口で感想を語っていたりもする。
制作陣は従順で働き者、基本的に友好的なピクミンと犬を重ねているのかもしれない(妄想)




紹介動画が出た段階でかなり話題になってましたけど、4は1が2や3と繋がらないエンドを迎えた先の物語って感じがしますね。2は無事30日以内に部品を集めて自力帰還を果たした後の話で、4はそうじゃない……。


救助隊の元にオリマーからの救助信号が届いたのが、彼の遭難から一カ月後。
ピクミン1のタイムリミットは30日(=一カ月)なわけで。
ゲーム的なタイムリミットじゃなく、生命維持装置の稼働限界が30日という流れで発生したタイムリミットがこの日数なんですよね。信号をキャッチした段階でもうアウトの香りがプンプンします。ピクミン化したオリマーみたいな存在がチラチラ出されるし……。



しかし明らかに民家の中であるこの謎の場所とか、葉っぱの尻尾が生えた謎の生き物「モス」との遭遇とか、1とは違った運命をたどっている様子のオリマー。この建物に侵入したところで日誌が途絶えているらしいので、ここでタイムリミットを迎えてしまったってこと?


そんなオリマーを救助するため星へ向かったのが今作の主人公たち一行。
二重遭難の憂き目に遭い、散り散りになってしまったメンバーを探すため、ひとり本部に残っていた新人隊員(主人公)も単身地上へ降り立つことに。全員で突撃せず一人でも後詰めに残しておく判断はチームとして正常だなと思うのですが、ピクミンに登場する人間(の姿をした人物たち)の中には大体ひとりかふたりヤベーやつがいるのでわりと疑心暗鬼にもなります。救助隊ってくらいだしまともなメンバーが揃ってますように。


でもって今作はキャラエディット要素がある、主人公が固有の人物ではないタイプの作品。
後から見た目も名前も変更できるようなので今回はあまり悩みすぎずサクッと進めていきます。

自分の操作キャラはこんな感じ。



選んだスーツの色と宇宙船の色が揃っていてかわいい。
自然を眺めつつ道なりに進みます。



アッ!!!!
スクショ下手すぎて泣けてきますが新米救助犬のオッチンと無事合流することに成功。
このオッチンがまあ~~~かわいい。犬。救助犬と言われているし確実。最高です。ぽてぽてしたフォルムとがんばりやなところがたまらない。



しっかりメンバーカードも持っています。
かわいいねえ!!!


オッチン自慢の鼻を活かして早速ひとりめの救助隊を発見。
オペレーターのコリー



墜落した宇宙船へ向かうための道を探し、埋もれていた栓をオッチンに掘り起こしてもらう。
ここ、ちょっと気になるポイントなんですが、穴を掘ったり根っこを引っ張ったりもプレイヤーが手伝えるようにしておいてくれたらな~!と思わずにはいられなかった。オッチンが一生懸命ほりほりしているのを眺めているだけの人間たち……ッ!
ピクミンやオッチンに作業を分担させて、プレイヤーはあくまで指揮官としてのポジション、という設計なのはわかっているんですけどね。でも原生生物との戦いでパンチを繰り出したり、壁を壊しているところにパンチで加勢したりはできるので……運搬とかも手伝えるようになったらいいのになと夢を見ています。


そしてどうやら隊長以外の言うことはあまり聞かないらしいオッチン。
隊の中で隊長以外にもかわいがられてる……? 大丈夫……? と不安になりましたが、しっかり褒められていたのでそこはさすがに杞憂で済みそうでよかったです。この時代の任天堂ならさすがにその手のダークさは出さない……出さないですよね……?
オッチン、最後まで健やかであれ。



主人公=プレイヤーのかたちになったため、たまに選択肢が出る。
ピクミンだとかなり新鮮な体験。


地下でベビーチャッピーに取り囲まれる隊長を発見。
遠目から見たとき、石柱にしがみついているってよりは生贄に祀られているように見えてしまった。
ここもオッチンの力を借りてベビーチャッピーを追い払い、隊長を救出。



やはりオッチンは隊長の言うことしか聞かないという認識がみんなの中にある様子。
このあたりストーリーに関わってくるんでしょうか。
それと人間(?)は酸素から身を護る装備がないと地球で活動できませんが、オッチンは首輪以外に目立った装備がないのが気になります。チャッピー的な二足歩行ですが果たして。


入口と別の出口から出ることで無事シェパード号へ到着。
このあたりで気付きましたが、登場人物の名前がみんな犬にちなんでいるのが最高ですね。コリー(ボーダーコリー)とか、シェパード(これはそのまま)とか。後から救助するメンバーもシュナウズシュナウザー)、キニーズペキニーズ)、ラッセジャックラッセルテリア)、ディンゴ(これは正確には犬種ではないけど)とか、犬やイヌ科の種にかかった名前になっていて最高。
特にディンゴは一匹狼として救助活動をしているキャラクターの性質と狼の亜種であるディンゴから取られた名前がマッチしているし、隊長のシェパードの元であろうジャーマンシェパードは警察犬を筆頭に救助犬にもよく採用されている犬種。ボーダーコリーも牧羊犬のイメージが強いですけど救助犬としても活躍してますよね。
相棒のオッチンも犬ですし、良すぎる。犬推しを感じる。
主人公の命名は毎回固定で思考を挟んでいないのですが、今回ばかりは揃えてなにか犬種っぽい名前にするか悩みます。


しかしだからこそ、ピクミン4体験版プレイ段階でオッチンを褒めまくる機能がないってところに不満を感じてしまったんですよね。とにかくもうオッチンがめちゃくちゃ優秀で、プレイヤーがそう指示を出しているとはいえ働き者なんですよ。出会ったばかりでコミュニケーションがとれるかも不明なピクミンに対しては仕方ないかもしれないですけど、隊の一員、仲間として一緒にいるオッチンのことを、どうか褒めさせてほしい。プレイヤー用に褒めるアクションが用意されていなくても、笛で呼んで戻って来たオッチンに対して主人公が褒めるようなジェスチャーをする、くらいでもいいんですよ。いや欲を言えばオッチンをわしゃわしゃしながらよくやったと言ってやりたいんですが。


後々解放されるオッチンの回復アイテム「やみつきボーン」が唯一ご褒美っぽい? 感じなのですが、渡すのが下手すぎて体験版段階だと一度もうまくキャッチさせてあげることができませんでした。泣く。エイムぢからがなくてゴメン……。



そして赤オニヨンを解放することでついにピクミンと邂逅!



GBASPなどを回収してエネルギーを抽出。
捜索範囲を広げます。



シレっととんでもないこと言いますよね。
外宇宙に安定して飛び立てたり、未知の惑星を探査できるチームが複数存在したり、科学力がすさまじい。酸素に満ちているだけでなく、ガイガーカウンターも動き通しの星で平然と活動できるスーツを開発しているのもすごい。


洞窟探索にてピクミンピクミンを発見。


この氷ピクミンがはちゃめちゃに優秀。なんと原生生物にぶつけて攻撃させると、相手を凍らせて行動不能にする。しかも溺れないうえに、場所によっては指定の数を水に投げ入れることでその一帯の水面を凍らせる
ピクミンも真っ青な性能かと思いきや、顔から上が濡れるのを嫌うらしく泳いだり、水辺を歩くことはできないです。このあたりはしっかり差別化されていて安心。



どうやら救助隊の隊員ではない、個人的にこの星へやってきた人間複数いる模様。
オリマーの日誌を見て……みたいなことを言っていた人物がいたように思うのですが、レスキュー隊よりも情報が早い……てコト? それともオリマー氏からのSOS! みたいに母星で大々的な報道がされて、その中で日誌の存在なんかが触れられたのかな。
このあたりの時系列だったりは製品版をしっかりプレイしないとわからない感じですね。


そして翌日……。



……?!?!!!?



か……………………



か゛わ゛い゛い゛~゛!゛!゛!゛!゛!゛!゛


ちょっと涙ぐんでしまうくらいかわいかった…………(加齢で涙腺が壊れている)


育ち盛りの宇宙犬にはよくあることらしい急成長を経たオッチン、これで背中に人やピクミンを乗せてジャンプしたり、突進したりができるようになりました。あまりにできる犬すぎる。撫でまわしたい。


しかしオッチン、現在公開されている動画だと「人やピクミンを乗せて泳げる」と説明があるのですが、特定の条件をなにか満たす前だったからなのか、はたまたこのイベントがトリガーになるのか、最初は泳げず水に突っ込むと溺れてパニックに陥ります
いやいやいやいや、これはちゃんと事前に「オッチンは泳げないから水には入れないこと!!」ってかなり強めに説明しておいてよ隊長!! 「オッチンは泳げないんだ!」じゃないんよ。心臓がつぶれるかと思った…………。
一度操作ミスでチャッピーに正面からオッチンをけしかけてしまい体力ゲージが赤くなってしまったときも、目も虚ろでへろへろになっているオッチンを見せられてしまい喉がキュッとなったので…………。これから先オッチンとピクミンは俺が守護る…………。



溺れるオッチンのダメージが大きすぎてヘニョヘニョになりながら探索を進めると、葉っぱ人間を発見。
「ダンドリ養成所」なるエリアで制限時間内に規定以上のポイントを稼ぐことで、あまりの手際の良さに目を回した彼(?)をレスキューすることに成功。

この見た目、PVとかに出ていたオリマー疑惑のある葉っぱ人間にかなり似ている、というか同じ存在っぽいですよね。ヘルメットもなく、葉の茂った体と、ピクミンそっくりな頭の葉っぱ……。
IDを調べてもヒットなし、生体認証がエラーを出す、ってことは生き物として変質をしているってことなんじゃ……。



そしてついに発見。
その鼻、その宇宙服、そして傍らに控えるモス。
これもうオリマーですよね???


要救助者を見つけてはオニヨンに取り込ませ、この星の環境に適応させて回っているっぽい。
オニヨン、無機物か死体しか取り込まないと思っていたんですけど、気絶しているとか動かない状態なら生体も取り込むんですね。考えてみればペレットは元より、他の生き物の死体を対応した色のピクミンに変換して吐き出すとかいうとんでもない生物なんでした。他の生き物の組織を植物に近い状態(というかピクミンに近い状態?)に変換できるってことか。死肉であればピクミンへの完全変換が可能で、生体は元の生き物との折衷状態のものが吐き出される?


オリマー(仮)とのダンドリバトルに勝利し、気絶した紫色の要救助者を回収。
葉っぱ人間たちはどうにも意識が戻らないそうなので身元は依然として不明なまま。ドクターとの合流が待たれる。



ここのやり取りかなり好きな味がしますね。


さらに翌日。




お風呂で特訓しているオッチンかわいすぎませんか?!
あとこの視線と身体を傾けて通信を一緒になって聞いている感じ…………かわいすぎる…………。
泳げるようになるのが日数経過か特定人物の救出をトリガーにしているのだとしたら前日水に飛び込ませた自分を呪うし、もし一度泳げないオッチンを水に飛び込ませないといけないとかだったら大暴れしてしまいそう。恐らく前者かなとは思うんですが。


オッチンにピクミン……どうしてこんな褒めアクションもロクにない人間にそんな尽くして……?



特訓によりどんどん優秀になるオッチンのおかげでピクミンとまで遭遇することに成功。



どうやらこれにてこのエリアで救助できる人、発見できるオニヨンのすべてを回収することができたようなので、地上や洞窟から時間内に集められるだけお宝を集めて回ります。


体験版上限の1500ポイントを超えても、その日を終えるまでは超過してお宝を回収可能。
先に気付いていればギリギリで留めて翌日→朝から洞窟に潜りまくってたくさん集めるってこともできたんですが。まあ製品版へ引継ぎを行うので日数が少ないに越したことはないでしょう。



ということで、体験版はこれにて終了!
製品版の発売を待つばかりです。

ゲームプレイ部分はかなり楽しかったので期待が高まります。1や2のように笛でピクミンを誘導、オブジェクトに押し当てて運ばせたりする操作が色ごとの突撃に変更されていたのは慣れる必要がありそうですが。オッチンに乗せることで転んだりはぐれたりはなくなりますが、壁裏に投げたピクミンを笛誘導で動かすとかもできなくなっているので戦略も変わっていきそう。


あとはとにかくオッチンを褒めたい。
許されるなら撫でまわして褒めまくりたい。
それだけです。



ちょっと隊長に不穏そうな設定が見え隠れしたところで、続きは製品版に…………。