ニホンゴ、チョトデキル

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「九龍妖魔學園紀 ORIGIN OF ADVENTURE」プレイ記/1話~4話まで

【九龍妖魔学園紀とは?】
「學園ジュヴナイル伝奇」の生みの親である今井秋芳が新たに作り出した作品。
青春と神話・オカルトが融合した独自の世界観で今も尚根強い人気を誇る。

そして15年を経て、若き《宝探し屋》の冒険活劇が現代にリバイバル
仲間と乗り越えた、かけがえの無い日々を鮮やかに―

パラノマサイトがあまりに良すぎてずっと頭から離れなくなりそうなので、ここはひとつ積んでいるゲームに取り掛かっていこうと思います。本当はパラノマサイトからの延長でプレイした感触が近い気がした428をやり直そうかと思ったのですが、これでは延々と好きなゲームをやり直すだけになってしまうなと。
なので当時から気になりつつ触れていなかった九龍妖魔學園紀のHDリマスター版をぼちぼちと始めたのですがまあ~楽しい!


近ごろはADVかアクションばかり遊んでいたため、久しぶりのがっつりレベル上げが必要なRPGという感じで序盤からはしゃいでおります。買った後にPS2時代のアトラスゲーであることに気付きました。通りで。

www.arcsystemworks.jp


ということで以下よりプレイ記。
当社比キャプチャ多めで、話に沿って記録を残すためその話ごとのネタバレもガンガン出ます。クリア後推奨。



しかし4話までは進行に夢中になりすぎてキャプチャがほとんどないのでした。なんということでしょう……。

序盤

いきなりエジプトのカイロからスタート。
主人公とサラーとかいうおじいちゃんのバディで遺跡を探索。
学園ジュブナイルは!?


Switch版は説明書とかついてないはずなので序盤の戦闘からてんやわんやの大騒ぎに。サラーおじいちゃんの投石と回復がなければここで骸を晒していた。

チュートリアル的な遺跡を抜けるといかにも悪役な車椅子の紳士にせっかく手に入れた秘宝を奪われそうになる。しかし今キャプチャ貼って気付きましたが、なんかトロピカルなドリンクをストローで飲んでいるんだな……。
ここで選択肢とは別に感情システムも使って受け答えをします。
この感情システムが結構いい仕事をしている気がします。どこで出るか事前告知がないうえに、制限時間までついてるため、基本ADVパートでは「この流れを主人公はどう思っているかな……」と考えながら進めることになり没入感が増している。
ちなみにここでは操作がよくわからなくてガン無視を決め込んでしまった。


どうにかこうにかトンズラすることに成功するも砂漠で行き倒れる主人公とサラーおじいちゃん。
そこを主人公の所属する「ロゼッタ協会」というトレジャーハンターのギルド的なものお抱えの医師に救助してもらう。ここで新たにギルドからの依頼を受け、次なる任務地である天香学園の所在する新宿へと向かうことに。
てっきり学生とトレジャーハンターふたつの顔を併せ持つ……な設定だとばかり思っていたら、本業がトレジャーハンター・今回天香学園に転入したのは学園地下に眠る古代遺跡を潜入調査するためだった。なるほど。


そんなこんなで道中の飛行機内で高校転入にあたって色々情報を伝えていきます。

ステータス設定が成績表を模しているの最高!
伸ばした能力によって勝手に各々の主人公にキャラクター付けがされていくの、上手いなあ。
それはそれとしてデフォルトネームがちゃんと設定されているのも良きです。「主人公≠自分」派の人間なので。主人公は主人公で名前やキャラクターとしての自我が存在していると嬉しい。


キャラメイクに一生時間がかかりそうだったため、誕生日や本籍、血液型やらの色々は自分と一緒にしちゃいました。まさか性別以外なら視力まで細かく自分で設定できるとは思ってもみなかった。
しかし「葉佩 九龍」てめちゃくちゃ厳つい名前だなあ。初見じゃ苗字は読めても名前は「くーろん」としか読めん。
苗字からしてこれなので偽名なんだろうか。他もプレイヤーが入力しているし自己申告感がある。
男子の平均的な体重がわからなかったので重さ的にちょっと筋肉足りないボーイ感があるけど、そこもまあ、自己申告だから本当はもっと筋肉あってがっしりめかもということで。


そしてここでOPムービー。かっこいい! ビバップっぽい雰囲気があっていいですね。BGMが全体的にかっこいいです。

1st. Discovery「謎の転校生」


そんな主人公(以下、九龍くん)ですが昼間っから遺跡に潜り込むにも情報がないわけですし、情報収集も兼ねて普通に学園生活を送ることに。

九龍くんを気にかけてくれる八千穂ちゃんがまあかわいい。現状ヒロインってよりかは親友ポジションな関り方をしてくれるのが嬉しいです。こちらもを中心に返してマブダチになりたいなと欲を出していく。
他にも赴任してすぐの担任の先生(かわいい)ミステリアスな女生徒気だるげなクラスメイトの男子オカルト知識豊富な図書室の少女(かわいい)スケベな用務員のおじさんファミレスのウェイトレスさんなどの面々と知り合います。
特にいつも眠たげにアロマを吸っている(?)皆守くんと、九龍くんを気にかけてくれる八千穂ちゃんのクラスメイトふたりと色々お話をする。アロマを吸うってなんだと思うんですけどアロマを吸ってるんだなこれが本当に。


そして「生徒会には気をつけろ」とか「学園の敷地の中に墓地がある」とかヤバそうな話が結構出てくるな……。墓地とか「行方不明の生徒の所持品を埋めてる」ってそれは警察案件ではないのか。敷地もとても新宿にあるとは思えないバカデカさなのが気になる。


九龍くんの目的である地下遺跡へはその墓地から行けそう。
皆守くんの忠告をありがたく受け取りつつも夜になったら早速潜入します。まあそれが目的だからね。
八千穂ちゃんに見つかったり、10分くらい前に医者から「素性をバラすな」と言われた気がしても関係なく素性をバラしたり、自称通りすがりの皆守くんと合流したり、墓守に追い返されたりしつつ2話へ。


アニメED風のEDが挟まってびっくりしました。
1話、2話って本当にそういう感じで区切られているんだ……?!

2nd. Discovery「蜃気楼の少年」

1話で音楽室にいた取手くんが登場するんですけどなんだその格好?!

取手くんの格好が衝撃的なプロローグの後、午前中の行動へ。
八千穂ちゃんからプリクラをもらう。やったぜ。
プリクラといい、ツッコミが暴力だったり、スケベ用務員おじさんがいたり、なんだかそういうところに妙なノスタルジーを感じます。昔はこんなだったなあって感じ。


落ちてる石を拾ったところ、おじゃる丸のカズマくんをそのまま成長させたような少年(cv.石田彰 氏)と遭遇。なんだか勝手に仲間認定されてしまった。「石研」こと「遺跡研究会」の部長とのこと。所持品からして「石研究会」で部活申請出してもよかったのではと思ったけど、許可が出なかったんだろうか。


手の干からびた女生徒を発見し保健室へ連れていくとルイ先生と遭遇。かっこいい先生だ……。こんな先生がいたら確かに保健室に入り浸る生徒が出てきてもおかしくない気がする。たぶんだけど女子にも人気がありそう。


そんなこんなで皆守くんもプリをくれました。
3-Cの三人組(九龍くん、八千穂ちゃん、皆守くん)めちゃくちゃ好き。

というか皆守くん誕生日一緒じゃん!
妙なシンパシーを覚えてしまったため、彼がどれだけ面倒に巻き込まないでくれと言っても一緒に遺跡へ向かおうと決意する。彼も彼であれこれ言いつつ世話焼きなのか生徒会の一派でこちらを監視してるかのどっちかだろうからね、遺跡を連れ回しても異論はないでしょう。文句は言われるかもしれないけど。
というか八千穂ちゃんも明るく元気、転校生である九龍くんのことを気にかけてくれるめちゃくちゃいい子なので、ずっと一緒に遺跡をまわりたい。いや本来であればむしろいい奴だからこそ遠ざけて身の安全を確保してあげたいんですが……。


姉を亡くしてからというもの様子がおかしくなったらしい取手くん。
「墓地には近寄るな」などと言い残したりするあたりどうやらその謎は遺跡にあるのでは?!ということで、九龍くんも仕事で潜るわけだし、一緒に取手くんがおかしくなった原因もないか探してみようということに。


ここから先、4話くらいまでキャプチャが全然のこってなかった。
とにかく遺跡内で迷いまくり、クエストの暗号が解けず右往左往し、八千穂ちゃんのスマッシュで敵を屠り、皆守くんの回避にすべてをゆだねて「化人創成の間」へ。
エストをクリアすると報酬品がセーブポイントに送られることがしばらくわからなくて、敵のドロップアイテムも相当数スルーしていたっぽい。ボス到達直前までこのゲーム敵はなにも落とさないのかとばかり。


奇抜な格好をした取手くんも八千穂ちゃんのスマッシュで倒します。銃弾より威力のあるスマッシュ……。


姉を亡くした心の隙間に付け込まれ、姉の遺した大事な物のことも忘れてしまっていた取手くん。九龍くんたちとの戦いに敗れることでその呪縛から解き放たれたそう、よかったよかった。
そしてここでもバリバリ正体を明かしていく九龍くん。素性を知ったことで取手くんも協力してくれることに。もしかしてこれ、最初の医者の言いつけを守って誰にも素性を明かさなかったら仲間が増えないやつなのでは?


数日後。
音楽の授業をしていると、ピアノの臨時講師(だっけ?)として取手くんが音楽室へ。九龍くんに「姉さんとの思い出の曲を聴いてほしいんだ……」と言ってピアノを弾き始める。「君のおかげで大切なものを取り戻せたよ……」みたいなことを熱く語る取手くんなんですが、これ普通に授業中で他のクラスメイトも周りにいるんですけどいいのかそれで。ぜんぶ聞かれているけど。


そんなこんなで3話へ続く。

3rd. Discovery「あの炎をくぐれ!」


3話のキャプチャがマジでこれしか残ってない!ドウシテ……
サブタイトルもしかして全部学園もの作品のタイトルのパロディだったりします?そういうの大好き。


すっかり甘やかされて育ったせいで「命」がどんなものかわからないまま成長してしまった少女の回想からスタート。どう考えてもこれは父親が悪いわけなんですが……。
前話からの流れからしてこの子が今回の対戦相手ってコトね。
当時は確かにこういう「飼っていたカブトムシが動かなくなったから電池を入れ替えてくれ」系の子供がどうたらって話をよく聞きましたが今では全然ですね。そういう子供って実在したんだろうか。それはそれとして最近は「赤ちゃんのおしっこが水色じゃないんですけど」と言う親が~みたいな話が出てきてるらしいですけど、もしかして電池世代の子供が大人になった結果がそれなんだろうか……。


皆守くんとマミーズでカレーを食べる。プロフィールに好物:カレーと書いてましたが戦隊イエローのステレオタイプもびっくりなカレーマニアくんで驚きました。
近くで「今度墓に行ってみようぜ」などと話していた集団の席で爆発騒ぎがあり一時騒然。
このとき爆弾から誰をかばうか自分で選べるのですが選択肢が舞草皆守自分自身の三択。同席しているわけだし皆守くんの方が近くにいるはずだろ!ということで皆守くんをかばう。


ロマンスグレーなバーのマスターの活躍でその場は大きなけが人を出さずに解決。
マスターめっちゃかっこいいし、夜に話を聞きに行くととても大事にしている「坊ちゃま」がいたりするようでかわいくもあり大変魅力的なのですが、将来的に仲間になったりはしないのかな……?
「ふたりで片付けな」となぜか九龍くんと皆守くんが爆発現場を掃除をすることに。しかも皆守くんはちゃっかり抜け出している。ひとりで割れたガラスの片付けをする九龍くん。でもそのわりに外で待っていてはくれるんだよな……私には皆守くんがわからない……。


プロローグで回想されていた少女、そしてマミーズに爆弾を仕掛けた犯人であるリカちゃん登場。取手くんの衣装がヤバすぎたので生徒会執行部ってみんなあんな感じなのかな……とハラハラしていましたが、リカちゃんは制服にしては改造しすぎだろってくらいのゴスロリっぷりですが、覆面をしたり妙なベルトを体中に巻いたりはしない模様。じゃあ本当になんで取手くんはあんな格好をしていたんだ。


生徒会が権力を持ちまくり、爆発事件とか真っ先に消防と警察に連絡がいきそうなことが起きても教師陣は「生徒会が……」みたいなことしか言わないという若干ホラーな展開。新任の雛川先生だけがおかしいでしょと憤慨している。
こういう、生徒会が色々動き回る作品て多いですけど、現実の学校での生徒会がどんな活動をしていたか知らないまま高校までを卒業してしまった。たまに生徒代表みたいな場でしゃべったりしていたけど、他はなにをやっていたんだろうか。


遺跡はクエストを適宜受注しながら進む。
でもこれがなかなか難しいというか「どの部屋でクエストが起きるのか」を覚えられず、部屋を行ったり来たりがとにかく多い。さすがにこれは攻略サイトを頼ったりしてます。でも特定の敵を特定の倒し方する系のものは戦闘始まってからクエストを確認できないのがキツい……。戦闘が始まってからクエスト内容確認しようとして-ボタンを押し、何も行動しないままターンを送ってしまうこと数回。


エストをこなすために歩き回っていたらレベルがそこそこ上がっていたらしく、リカちゃんは弱点を突いたところあっさり撃破。
やっぱり大本の生徒会に付け込まれ、生徒会執行部に仕立て上げられていた模様。


リカちゃんのプリも手に入れつつ次の話へ。

4th. Discovery「明日への追跡

3話から数日経って、校内ではUFO騒ぎが勃発。
八千穂ちゃんがどうにもアブダクトされたっぽい不穏なシーンからの第4話。


相変わらず七瀬ちゃんの博識が火を噴いています。
これまでに彼女が出してくれた話題の中でも「日本神話とエジプト神話の共通点はピラミッド」あたりはこのゲームの中核あたりに食い込んでいそうな話ですよね。実際遺跡の中の碑文だったりは日本神話ベースで入り口から順を追っていく形になるわけですが、拾えるアイテムだったり細々した部分にはエジプト神話の要素がふんだんに盛り込まれている……。世界各国の神話がちゃんぽんされているわけではなく、この2点に絞ってあるっぽい。
なんとなく九龍くんの正体にも勘付いていそうなあたり七瀬ちゃん侮れない……。


そんな中、八千穂ちゃんから放課後に相談があるとのこと。
この流れは十中八九UFOと宇宙人絡みに違いないなと思っていたら「女子寮が覗かれている気がするから見張ってほしい」ということで。話自体は繋がっていて、八千穂ちゃん的に覗きの犯人は宇宙人なんじゃないかということらしい。宇宙人とかいるわけねーとか文句を言う皆守くんを引き連れて見回りに。


ここで七瀬ちゃんから送られてくるメールが絶妙すぎる。一番肝心なところが途切れてる……!


途中で明らか怪しい革ジャンの男性に絡まれたりしますが覗き犯ではなさそうなので放っておく。
コーヒーをくれる皆守くんの優しさに感動しているところへ、謎の煙、謎の声、謎のシルエット!

……と、ここで、なんかそんな気はしていたんですけど、やっぱ皆守甲太郎くんって結構おもしろ少年だったりします?カレーパンのお使いの報酬がカレー鍋なのはバグってるでしょ。
あれだけ宇宙人やUFOを過剰に否定していたのは信じていたからこそなんだね……。ここものすごく高校生感あってよかったです。かわいいね。


そして暗闇に浮かび上がる第三種接近遭遇(?)……

なんかもう色々な意味で今の時代には生まれなさそうなキャラクターで感動しちゃったな。
すどりんこと朱堂茂美。ビューティーハンターらしいです。


ほぼ確で彼女(彼?)が覗き犯と思われるため話し込んでいると女子寮の方から「男の声がする」「弓道部だから弓がある」などと物騒な話し声が。ものすごいスピードで走り去るビューティハンター。追跡は皆守くんに任せて言われた通り装備を整えに行きます。
でもこれ、二人で追いかけた方が良くない? 二人で追うが追いつけずすどりんが遺跡へ逃げ込むのを目撃する装備を整えて追跡の流れの方が自然というか。皆守くんやっぱなんか知っているのでは?


遺跡内部は比較的スムーズに踏破。パズル系あんまり得意じゃないんですが、今回の謎解きはわりとわかりやすかった。
その代わりクエスト依頼文「文具に屈さん」の対象を読み違えて潜り直しとかはしましたが。
だってイーゼルもアイテム欄だと文具にカテゴライズされてるじゃん……。これからはちゃんとカッターでトドメを刺していきます。


な、なんだってー?!()
というわけで化人創成の間にて対決。
これまでの流れだと後に別ボスが控えているはずなんですが、すっかり忘れて八千穂ちゃんのスマッシュを全弾叩き込んでしまう。



スマッシュ1発700とかダメージが出るから気持ちよくてつい……。


ボスも倒し、すどりんの憑き物(?)も無事に落ちたところでプリをもらう。好物:馬刺しはなかなか渋い。熊本出身だからか?


どうして覗きをしていたのか。理由を知ってからの八千穂ちゃん、あまりに人間ができている……いいのかそれで……!
しかし直後にすどりんが覗きだけではなく男子生徒に盗撮写真を売りつけていたことが判明。証拠も出たためこれはもう言い逃れのできない有罪。
というかこれはちょっと色々と考えるところのある問題ですよね。最近でもかなり問題になってた話に近いものがある……。ここで深くツッコむのもアレなんで、まあ、このシナリオについては眺めるだけならともかく、着替えを覗くとか撮るのそれを売るのは老若男女問わず誰がやっても普通にギルティだよねって話。反省しまくってほしい。


女子寮の覗き犯も成敗され、5話へ続く。



4話ボス撃破時ステータス。
とにかく敏捷と地学で行動力を上げまくるのがいいのかなと思ってましたが、鍵開けが厳しくなってきたため数学を上げて、知性もちょっと上げています。


次からは1話ずつ記録を残したい!
以上!