ニホンゴ、チョトデキル

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「九龍妖魔學園紀」プレイ記/第8話「月光の底」


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前回はこちら
askskr.hatenablog.com


空回る《愛》と、最後の執行委員との対峙。
ネタバレしかないです!



8th. Discovery「月光の底」


辻斬りや発砲事件と物騒な導入が続いていたので身構えていましたが、今回はかなり平和な登校風景からスタート。

午前


この立ち絵好き。
考えてみたら授業参加もそこそこ、うまいこと抜け出したりして遺跡調査を進めてもいいところを九龍くんは毎日しっかり授業も受けつつ10日に一度くらいのペースで遺跡に潜っているみたいなんですよね。真面目で良い子だ。システムの都合上仕方ないとはいえ10日に一度のペースでしか友達からのメールも来ていないということなんですが。
いや授業に毎回出るのは当たり前のことではあるんですけど……。この学園にいると感覚が麻痺する。


で、皆守くんはずっとサボり気味だし、「いつもは寝ている時間のはずなのに何で俺は登校してるんだ……」みたいなことを言うし……つまり九龍くんがわざわざ皆守くんを叩き起こして一緒に登校しよう!って誘ってるってコト?! プレイヤーが思っているよりずっとふたりはマブになっているのかもしれない。ヒナ先生に色々言われるから、っていうのも理由として挙げられているし実際にヒナ先生の尽力もかなりあるとは思うんですが、アレコレ言いながらも一緒に登校してくれるのは友人冥利に尽きます。



生徒会長の家でパーティとか怪しさしかないわけなんですが、やっちーはウキウキの様子。
パーティの招待は選ばれた者にしか来ないそうなんですが、抽選でもない限り生徒会からすれば敵対者である墓荒らしトレジャーハンターの九龍くんにもお呼びがかかるってことは、つまりそういうことですよね。危険人物を一か所に集めて一網打尽みたいな。
やっちーや皆守くんが呼ばれたのは確実に九龍くんと行動を共にして墓に入っているからのはず(皆守くんはサボり魔なので素行不良で目を付けられた可能性もあるけど)なので、純粋にパーティを楽しみにしているやっちーのことは絶対に守護らねばと使命感が湧いてきます。巻き込んでしまっている……。



今回相対する執行委員は彼かな?
エジプトから留学してきているそう。名前はトトくん。
彼は執行委員の中でもかなりまともな格好をしているのでは?! しっかり制服を着込んだ上に一枚羽織っているだけなので、他の一般男子生徒と比べてもちゃんとしている。他の執行委員だとタイゾーちゃんもアップリケをしているくらいであとはちゃんと制服を着ているわけですが、まともに制服を着ている人数を数えた方が早いのはどうなんだ。

取手くんも制服の着こなしはまともなんですが……どうして彼だけ遺跡の中であんな奇抜な格好を……後続の執行委員も遺跡内では専用の衣装を着てたらわかるんですが、本当に今のところ遺跡で会ったとき普段と違う格好していたのが取手くんだけでずっと動揺しています。8話目なのにいまだに引きずりまくっている。



午前の体育に皆守くんが出席している(感動)
順番待ちで暇だからといって様子を見に来るやっちーといい、散々文句は言うけど友達である九龍くん相手に満更でもなさそうな感じでシュート練習する皆守くんといい、かわいいなあ!高校生は眩しいなあ!という感想が出まくるあたり自分の加齢を実感します。みんななんてかわいいんだ。


なにも考えずに蹴ったボールはホームランだそうです。
今度は俺の番だぜとかったるそうにしていた割に楽しそうな皆守くんを、別方向から飛んできたボールが襲う!
ここ結構しっかり皆守くんがキレてて笑います。いや笑い事ではないんですけど。感情的になったりするんだ!という発見。



むちゃくちゃ言うじゃん??(1話ぶり2回目)
皆守くんにぶつかったボールを蹴ったのは夕薙くんだった模様。
体操着に対して本人の貫禄がありすぎる。


パーティに行くなら気をつけた方がいいと忠告を受けるのですが、どうも詳いことは話してはもらえない。やっぱり危険人物一網打尽イベントなんだろうな……。やっちーのことは俺が守護る……。
さりげなく白岐さんの様子も探られますが、やっちー曰く体調が優れないため保健室で休んでいるとのこと。元気いっぱい!とは程遠そうな雰囲気は常に醸していますが心配。


4人でわちゃわちゃ話していると生徒会の役員メンバーが顔を出してきます。
阿門くんには毎度「あ、ど~も~《》」くらいのテンションで応対していますがどう反応するのがベストかわからんです。プレイヤー的には生徒会が完全な敵であるかちょっと微妙なところなので。九龍くん視点だと仕事の邪魔をしてくる奴らって感じかとは思うんですが。

目的があって学園に来たならパーティには来た方がいいよと阿門くんが直接お誘いを残したところで去って行く一同。こちらとしましてもやっちーが参加する以上は絶対に同行させていただくつもりなのでね。よろしくお願いします。


いよいよ直接対決もありえるか、ということで夕薙くん皆守くんから生徒会役員たちの紹介が。
プロフィール設定で水泳部所属にしたけど、登場人物に水泳部所属の子っていないのかな~と思っていたらここでまさかの双樹さんが水泳部であることが判明。まさか生徒会側にいたとは……。



あまりにもタイミングよく役員たちを追うように現れたあたり、彼が「副会長補佐」ってことなのかな?
しかし補佐がいるのに肝心の副会長本人の姿が見えないあたり意味深。


授業も終わってブラブラしていると、今朝出会ったトトくんと再び遭遇することに。
この学園に来る前いたのが確かエジプトだったなあ~《》と世間話をしていると、何故か人間の業みたいな話に展開していく。愚かな争いが絶えないのは悲しいねえと思いながら聞く。
そうこうしているところへ皆守くんが合流して、トトくんは最後に「墓守として」忠告をして去って行く。


「あなたが三人目にならずに済むよう神に祈っています」とのことですが、これまで墓に潜って亡くなった人間の数のことか……? でもそれだととても自分で三人目ではきかない数いそうだけど……。


悶々としていると皆守くんにどえらい質問をされてビビる。

そりゃー当たり前のように信用しているんですけど、これは一体どう答えるのが一番その気持ちを伝えるに相応しいんだ?! 「信用している」「信用していない」の二択かと思いきや感情入力が出てきてさらに焦る。《》……《》……迷っている間に時間がなくなる……ええいままよ!! これが俺(九龍)の答えや!!

》!!

本当にごめん……。
これはめちゃくちゃ九龍くんの信用を下げてしまったかもしれないと結構本気で凹む。一応選択したときに効果音が鳴ってはいたんですが、各種効果音が何が起きたときに鳴っているものなのかわからないので……。二周目プレイがあるとしたら今度は素直に《》か《》で応えていこうと思います。
いや本当にごめん(コミュニケーションド下手芸人)


プレイヤーと違ってコミュニケーション能力つよつよ人間である皆守くんは一瞬で気を取り直してくれて助かりました。


廊下を歩いていると黒塚くんに声をかけられる。
黒塚くんの「揃ってどこへ行くんだい?」という質問に「もうすぐ四時限目が始まるぜ」と教室移動中であることを伝える皆守くん。おおお……。あの気付けば姿を消していたサボりまくりマンの彼がちゃんと授業に出る気だ……。やっぱ友達が教室にいるととりあえず教室にはいるかって気になるんですかね。友情っていいね!


同じようなことを黒塚くんも思ったか「サボりの代名詞、 屋上の支配者とまでいわれた君が、自主的に授業に……」と大変驚いている様子。九龍くんが来る前までの皆守くんの素行がわからないですが、ここまで言われるって相当だったのでは? 1年2年の頃からこれだと進学できたかすら怪しんじゃ?と思うので、3年になってからこれだけサボり出すようになったのだろうか……。


どうやら黒塚くんは隕鉄を拾ってご機嫌なよう。
それぞれに違った磁力を持つ石・隕鉄の魅力と特色を滔々と語る黒塚くん。今朝のやっちーの反応といい、トトくんの操る能力が磁力にまつわるものってことなのかな。
七瀬ちゃんもかくやな隕鉄にまつわる知識を披露してくれるわけですが、これで七瀬ちゃんとは別に博識同士で気が合うとかはなさそうなのがおもしろい。七瀬in九龍状態で話しかけたときの対応が微妙に素っ気なかった。まあ九龍くんはプレイヤーがおもしろ選択肢に引っかかっていきなり拾い上げた石を舐めるような男なわけなので、他の常人とは一線を画す人間だと懐かれている可能性はありそう……。


黒塚君の知識に舌を巻く皆守くんと「でも、皆守君だってカレーには詳しいじゃない」と好きなものへ情熱を傾けられること、誰にも負けないくらいの知識を持っていることは誇っていい事じゃないかと言う黒塚くん。ここは全面同意の《

いい奴だなあ! と思っていたら彼も彼で授業をサボりがちなのでは?と若干不安になる言葉が残される。
どうなってるんだこの学園……。
そういえば「ヒナ先生が来てから出席率が上がった」みたいな話もあったし、不良でもなんでもない普通の子ですら気分でサボる、全校的に出席率の終わっている世紀末学園なのか……??


お昼自由行動


親友(大号泣)
これを見てしまうと本当にさっきの「俺の事を信用してるのか?」「してるよ!!《愛》」というやり取りが申し訳なってくる……本当に……好感度によっての個別イベがあるかわからないのでどの程度の好感度でもされる質問だったと仮定して、だとしても九龍くんのことを親友だと思ってくれている相手の質問になんかふざけた返しをしてしまった感が……。
いや、プレイヤーが《愛》を入力したときの気持ちはふざけていなかったので、九龍くんも至極真剣に「俺はお前を信じてるよ《愛》」と答えているつもりなんですが。彼のセリフがないからなんて答えたのかわからないのがもどかしいーッ!


ちゃんとご飯を食べないといけないのはわかっているけど食欲が……。とこぼす白岐さんにキノコのサラダを差し入れたところこの表情。え、かわいー!
向けられていた棘が徐々になくなっていく感じ……きっと八千穂さんとよく一緒にいる人=無害みたいなロジックがあるのだろう(そうかな?)

仲良くなってきたついでに「夜会にいくなら気をつけた方がいい」と忠告までしてくれる。
でも思えば白岐さんは最初から九龍くんの身を案じてくれていたんですよね。誰も近寄らせないような雰囲気を纏っていただけで、攻撃なことを言われたことはないし。


これはまあ普通にアリな提案ですよね、全校生徒でリッツパーティとかにすれば平和そう。


ルイ先生もこう言っているし……。
というか生徒会大暴れが始まってからルイ先生ものすごい労働量になってません? こんなに忙しいのは九龍くんが転校してきてからだよと言われてしまうと何も返せないのですが……。



そういえば皆守くんが珍しく教室の方にいたな、と思ったら屋上がこの状態。わぁ。



好きな匂いは?と訊かれ、ここでラベンダー選んだら裏で皆守くんの好感度上がったりするのかな?などと一瞬邪念に取り憑かれそうになりましたが、カレーの匂いがないわよ!俺が好むのは血と硝煙の匂いさ……とハードボイルド(?)を気取りつつ「それ以外」を選ぶ(十分邪念に基づいた選択)
結果として「おもしろい坊や……」みたいな反応ももらえたのでいいでしょう。水泳部同士仲良くしような!



「うらやましい」……??
もしかしてこれ、七瀬ちゃんとヒナ先生の間に恋のライバル的な感情が芽生えてたりするやつですか?? そうじゃないにしても教師と生徒ではない、生徒同士という対等な関係である七瀬ちゃんを羨んでいる感じか?と思えてしまうのですがこれはいかに。
やっぱりヒナ先生がヒロインなのか。個人的に七瀬ちゃんもだいぶ好きなので揺れ動いてしまう。

というか男女問わずヒロイン候補か?!みたいな人間が多すぎやしませんか。
超個人的な趣味なんですが「たぶん全員抱いたぜ」的な主人公が大好きなので一歩間違えると誰彼構わず口説きまくるすどりんも真っ青なギャルゲプレイになってしまいそう。危ない。とりあえず一周目は誕生日一緒ということもあって皆守くんを追いかけようという気持ちはあるのですが。


一方の瀬ちゃんは「今夜は新刊が届くからパーティどころじゃありません」とのこと。やっぱ好きだな……。


午後


夜会に行ける生徒、行けない生徒、双方関係なくクラスもざわざわしている様子。
「夜会の夜には怪異が起こる」という噂まであるらしい。こんな歌があってね~とやっちーが教えてくれた歌の内容、これ、見立て殺人とかに使われるやつでは?


つまりトトくんの言っていた「あなたが三人目にならずに済むよう」ってそういう……???


届いていたメールを確認すると鴉室さんから「今夜手伝ってほしいことがある」とのこと。生徒会についても色々調べているそうなので、これは夜に一度合流ですね。


やっちーと帰路についているところ、夜会に行く気満々の九龍くんを案じてくれるタイゾーちゃん。
聖書の言葉を引用してセミナーを開き、それではダメだったと自らのやり方の過ちに気付いた彼が口にすると中々に説得力があります。宗教やそこに属するコミュニティに救われたという人間はいるかもしれないけれど、直接神に救われたって人間はいないはずですしね。


タイゾーちゃんと別れ、やっちーと2人に。
陽の落ちる速さに冬の訪れを感じるやっちー。高3だし卒業後についても考え始める時期なのか「遠くから来たみたいに また、どこか遠くへ行っちゃうの……?」と訊かれ、少ししめっぽい雰囲気に。
思えば九龍くんはこの学園に仕事のため訪れていて、なんなら転校初日にでも目当ての《秘宝》が見つかっていたならきっと、翌日には姿を消していたかもしれない人なんですよね。思いがけず滞在が長引き、その中で友達と呼べる人たちに出会い、自分がいなくなったら寂しいと本気で言ってくれる人がいる……。離れたくないなあ!!


べそべそしながらやっちーと一度別れ、鴉室さんの元へ。
「今日が何の日か知っているか?」と訊かれ、知ってる知ってる、いい夫婦の日でしょ!と元気いっぱいに答える九龍くん。

(思ってたのと全然ちがう話だな……)


生徒会にとって今日が特別な日であろうと予想ができるため、鴉室さんは夜会に注目が集まっている今夜、墓のひとつを掘り起こしてみるつもりらしい。
「埋まってるものが本当に所持品だけなら何の問題もないはずだろ?」とのこと。それはまあ、めちゃくちゃ怒られはするだろうけど、そうだねって感じ。
2人仲良く1本のスコップで代わるがわる墓のひとつを掘り起こしていく。



おい!!


いや、素直に所持品が埋まっているとは思ってなかったんですが、それでもまさかミイラとは……しかもこの状態でまだ生きているというのだから驚き。どうなっとるんだ。


動揺を隠せないでいると、第1話ぶり? それくらいご無沙汰だった墓守さんが登場。
鴉室さんは颯爽とトンズラをかまします。見つかったら大変だからね。しかしその際に教員の家の鍵を落としていく。鴉室さんの校内にいる協力者が先生の中の誰かってことかな?



特に話す機会もなかったのにデレられた……。モテの加護でもついてるのかな……。
かなり怒られるか即生徒会へ通報なりされると思っていたら、なんか、初対面の時の態度はなんだったんだ?というくらい様子の違う対応をされて動揺する。


ところでこれと似たようなことを誰かが言っていたような? 夕薙くんあたりだっけ……?


寮に帰るか夜会に直行するかの選択が出たので、夜会までに回れるところがあるなら回ろうの気持ちで一旦寮へ。恐らく招待が来ていて、やっちーからも声をかけられているだろうに部屋着姿でまったく出席の意思が感じられない皆守くんと遭遇。


思えば鴉室さんとせっせと穴を掘っていたので泥だらけなのでした。
そのことを指摘され「風呂でも入って行けよ」とありがたい提案をされる。

???
一瞬なにを言われているのか本気でわからなかったのですが、考えてみたら学生寮の各部屋にシャワーがついてるなんてことはないだろうし、先に大浴場向かってるね~という会話ですね。

??????
み、皆守くんの中の九龍くんてどんな人間なんだ???
「女風呂は覗けないぞ?」「女子寮は隣の建物だし風呂の位置も違うぞ?」「誰かいても野郎しかいないぞ?」みたいなことを再三確認されるんですが、え、九龍くんも普段その風呂使ってるんですよね?? それとも部屋にシャワーだけなら付いていて、湯舟を使うのは今回が初めてとか、そういう……???
それにしたって自分から誘っておいて「女風呂覗けるとかの期待はするなよ?」はあんまりじゃないかな?!


でもって男湯のスチルがあるのはかなり笑いました。
すどりんが思いっきり外から覗いているし、さっき別れたばかりの鴉室さんもいるじゃん! 他には皆守くん、夕薙くん、そして今日出会ったばかりの夷澤くんもいる。



……?!!?!?!?
風呂から上がってそろそろ夜会に行かなくちゃね! と話していたら突然の新規立ち絵。
お、おそろしくやさしい表情をするのね……?!(動揺)



そうこうしている内に待ち合わせ時間に。
結局周りで参加するのは自分とやっちーだけらしい。そんな気はしていた。
「あたしと二人で超不満とか思ってないよね?」と心配するやっちー。そんなわけあるかい!!《


昼間に白岐さんから受け取っていたという温室の鍵をやっちーから受け取り、いざ邸へ。


阿門くんの執事であることが判明しているマスターから「坊ちゃんもあなたが参加されるのを楽しみにされていましたよ」と告げられる。やっぱりあの目的があって学園に来たならパーティには来た方がいいよ(超要約)という発言は本音だった……?()



周りで参加するのは自分とやっちーだけと思っていたら、取手くんも参加していた。彼は元執行委員の中でも唯一の参加者っぽい。自分の意思で進んで参加したというよりは、ピアノの演奏をしてくれと乞われての参加らしい。
制服でいいんだよ~とクラスの女子が話していたし、やっちーも、恐らく九龍くんも制服で参加している中、演奏があるからか取手くんはバッチリ決めています。そもそも演奏会とかの機会でもない限りは寮暮らしで燕尾服を持ち合わせてるってことはまずないと思う。やっぱ遺跡で出会ったときの格好も自前だったのかな……。



しかしそんな取手くんの正装すら霞むほどの存在感を放つ二人組が。
仮面舞踏会と言いながら正体を隠すつもりが1mmもなさそう。


双樹さんと踊りを楽しんだりしていると、不審なメールを受け取った女子生徒が突如、シャンデリアに髪がくっついて宙づりになってしまう。絡まった、ではなく、くっついた、なんですね。なるほど。


やっちーが窓の外にトトくんの姿を見つける。
やはり彼の力は磁力に関わりがあるようで、念じるようなポーズに合わせて金属製品がふわふわと宙に浮かび始めるのが見える。
さらにメールを受け取ると同時に逃げ出していた男子生徒の悲鳴が。声の方へ駆け寄ると血だらけで歯を失った生徒が倒れている……。
発砲もかなりヤバかったですけど、前歯バキバキはもっとヤバくないですか?! 高校生ともなれば永久歯ですが?!


しかしこれ、明らかに「五番目の童謡」の通りにやられていますね……。
「あなたが三人目にならずに済むよう神に祈っています」が完全にフラグなんですが……。
と、思っているとメールが。

ここの演出かなり良かったです。


メールでの宣告通り、短剣が飛び掛かってくるのですが――そこに前話とは打って変わって墨木くんが助けに来てくれました。九龍くん自体は気合で短剣を受け止めるつもりで「受け止める」を選んでいたのですが、助けてくれるのは純粋にありがたい。


墨木くんの裏切りを責めるでもなく、心底不思議そうにどうして九龍くんを助けたのか、墨木くんには何の得もないのに、と問うトトくん。「強いて言うなら自分の心が得をする」「大切な人を守れて、その人の役に立てる。それが嬉しい」と答える墨木くんに、「トトくんにも守りたい大切なものがあるでしょ?」と問い返すやっちー。


それに対するトトくんの返答がかなり身につまされます。まさかのここにきてサブタイトル回収。つまり今回は「月光の底」にひとりぼっちなトトくんを助けに行くことも大きな目的のひとつってこと……。


放課後


「九ちゃん」??!?!?!?!?
皆守くん発のあだなが着実に浸透しつつあってめちゃくちゃ笑ってます。いやまさか、やっちーでもなくすどりんに先にあだ名で呼ばれることになろうとは思わなかったですが。


やっちーのこういうところ大好きポイント。
ほとんど話したこともないような他人が相手であってもその心に寄り添おうと自然と振舞えて、けれど自分の中で間違っていると思ったことならそれもきちんと言葉にできるところ。
トトくんが日本にきてすぐやっちーと同じクラスになっていたらと思わずにはいられない……。


遺跡探索

3回ほど地上と現状最下層を行ったり来たりする。

まずは前回のリベンジ!! 数学SSになった九龍くんに開けられない壺はないってワケ。



エストをこなしつつ新エリアへ突入。
まさかの大気温-20℃とかいう極寒の地が広がっている。
バディで連れてきた皆守くんとやっちーがたくさん喋ってくれて楽しいエリアでした。



雑魚敵との戦闘自体はそこまで苦戦しないくらいの戦力になってきたのですが、プレイヤーの地頭が微妙すぎてここのパズルで30分ほど詰まる。



レベル上げも兼ねて往復する間にマダムバタフライとの交換品作成にも着手していきます。
が、生活スキルが足りないらしく全然要求されるものが作れない……。
ということで生活スキルを上げるためにもレベル上げに励む。ある程度上げたところでタイゾーちゃんと舞草ちゃんをバディにしてドーピング生活スキルを底上げ、色々作って色々交換する。


小型削岩機と叡智の仮面がかなり有用アイテムって感じでこれからかなりお世話になりそう。
小型削岩機はひび割れた壁も壊せて武器としても使える。叡智の仮面は経験値+50%知性+30とかいう個人的にわりとぶっ壊れ性能アイテム。
ラーの杖もようやく手に入れた破邪属性武器なんですが、消費AP50がかなり痛いのでまだ実戦向きではなさそう……。



石油王からの依頼をあんまり受けていないな~と思ったので一気にたくさん受けてこなしているとこんな手紙が。千夜一夜物語とか言い出したうえに「Love...」とかいうタイトルの曲がついてきたんですけど、これは、そういう……? 自分は商業とかよくわからんのであれですが、石油王モノって流行ったらしいですよね(何の話?)


雑魚はわりとサクサク倒せるようになったし、いざトトくんの元へ!と意気揚々乗り込んだものの、連戦のボスに氷漬けにされた挙句ボコボコにされて死亡(1敗)
なんとなく回復アイテムを一切持ち込んでいないのが主な敗因な気がしてはいるんですが、爆弾を持ち込もうとすると料理を入れるスペースなくなりませんか……? 雑魚とボスの硬さが違いすぎて、爆弾くらいの火力がないとジリ貧になって負けるんですよね。火力に繋がるスキルも上げていかないと今後かなりキツいかも。


どうやら今回のボスは打撃属性が弱点らしいので(逃げ回りながらサーチした)、調合したてホヤホヤの小型削岩機を包丁の代わりに装備して再戦。辛勝ですがなんとか切り抜けました。



しかし「墓守という役目を負うことでこの国で生きる許しを得た」と、そのことを支えになんとかやってきたトトくんからすると九龍くん一行はそれを奪いにきた悪魔でしかなく。
「あなたがいなくなればすべて元通り」という言葉と共に放たれた短剣を「避ける」か「受け止める」か訊かれて、避けたら男が廃るってモンじゃないですか?!


短剣を避けない九龍くんに憤るトトくん。
「どうしてあなたはボクを避けない……」と愕然とする彼の脳裏に蘇る、忘れられていた父との記憶。


この、片目の男?! とても聞いたことのある声なのですが?!
まさかのトトくんの父上が冒頭も冒頭、一番最初に一緒にエジプトで秘宝を探したあの老商サラーその人であることが判明。めちゃくちゃびっくりした。でも確かに九龍くんと同い年くらいの子供がいるみたいな話をしていましたね?!


トトくんの過去を思い出しての言葉、どれもとても胸が詰まる思い。
冒頭から縁のある人物と関係があるからなのか、今回のお話は九龍くんと執行委員の交流が特にしっかりと描かれている感じがする。これだけのやり取りがあれば、次回ピンチの時に颯爽とトトくんが助けに来てくれてもまったく違和感ないなと。


真里野くんや墨木くんとはいつの間に仲良くなったんだ?!という驚きが結構あります。バディに入れられる猶予があってからの助太刀ならそこまで驚かなかったんですが。でも、学生時代だと打ち解け始めたら一瞬で仲良くなるでしょ?と言われたらその通りな気もする……。



無事にトトくんからもプリをもらい、めでたしめでたし。


しかし九龍くんの調査が進めば進むほど生徒会は困るわけで。理由はわからんのですが。
トトくんが最後の執行委員なのは本当であるらしく、ついに次回から生徒会役員との対決になるのかな?



8話終了時ステータス。
部分的にだいぶ仕上がってきました。知性は叡智の仮面を装備すればやっちーがいても100になるまで育ったため、今後は他に振っていきます。
もしかしなくてもボス戦で弱点を突いてもなかなかダメージが通らないのは洞察が低すぎるからな気がしたので、じわじわ上げていきたいところ。でも近接も強くしたいから直感を上げるべきなのか悩みます。


以上!
9話前半も進めていますが怒涛ごとく溢れる感情で溺れそう。